ブログの原点とは?

軽度の熱中症になりフラフラしながらのブログ更新です。

20年程前、イギリス及び南アイルランドに一年間語学留学をしていて、
現地で同じ学校に通っていた英文科卒の日本人女性キョウコと仲良くなった。

そして、楽しい留学生活が終わり、
日本へ帰国して、新しい仕事も決まり、
外国生活の事は忘れて、
もくもくと働いている時に、
何故かキョウコが懐かしくなり、
彼女の住む横浜の実家に電話をかけてお互いの近況を伝えあった。
その話の中で、彼女は大学時代、卒論の題材を聖書にした事がきっかけで、ローマカトリックの教会へ足を運ぶようになり、
教会のキリスト者に洗礼を受けるように促されて、キリスト者になった事を話してくれた。

私自身も、三浦綾子や遠藤周作などのキリスト作家の作品を好んで読んでいたので、宗教に入信している人を危ないとか、おかしい人などの偏見はなかった。

それから暫くたって、キョウコから連絡があった。
その内容は、「トミ(私のあだ名)に紹介したい人がいるから、教会のミサにおいでよ」というものだった。

そして、ミサに参加して礼拝が終わり、
キョウコが外国人の神父様を紹介し会わせてくれたのだが、
この瞬間。??宗教の勧誘?でもカトリックは新興宗教ではないから勧誘でもないわな。と納得して神父様と、何を話したのかは忘れたが、
神父様が英語なまりの日本語で「アナタハトテモオモシロイデース、ナニカ、カイテミテクダサーイ!」
と言われたのがきっかけで、キリスト者でもないのに、
この教会のブログを担当する事になったのでした。
キリスト教の事はよくわかんないし、こんな無知な私が書いていいんですかね?と聞いたら、
「ナニヲカイテモカマイマセーン!」と返ってきたので、
キリスト者でもないのに、気楽に教会のブログを担当する事になったのでした。

この表現の場は、自由そのもので、本当に何を書いてもよかった。
自分が腑に落ちないと感じた事や海外生活でのエピソード、芸能、お笑い、ファッション、食べ物、諸問題、喜び、
祖父の精神疾患、憎しみ、苦しみ、怒り、憂い、家族の不和etc・・・
くり返すが何を書いてもよかったのだ。

そういえば、アイルランド留学時代、学校の授業で、
ユリシーズが出てきたけど、ユリシーズの話をする、
現地の先生達は、何故かニコニコ嬉しそうに微笑みながらユリシーズの事を話伝えるんだよね。
日本に帰ってきて、ユリシーズを再読してみたんだけど、
彼の書くものは、今で言うブログにちかい。
ブログの原点は、アイルランドの作家ジョイスが書いた「ユリシーズ」であったのだ。

だから、神父様は、「ナニヲカイテモカマイマセーン」
と言い放ったのかも知れません。