寒い話。~以前書いたブログのコピペ~

本日は、結婚相談所マリッジ・バスケットで結婚が決まり、
式場選びで悩んでる元会員から相談があったので、
時期的にも納涼をかねたお話をしました。

今から10年程前。
北関東の人口5万人程度の片田舎な町の郊外、
のどかな田園風景が広がる中に、
ベルサイユ宮殿と見紛うような、
結婚式場が堂々と建っていた。
どうやらここで、血に塗られた事件が起こったようだ。
この結婚式場は家族経営で、
式場オーナーがある日突然亡くなった為、
オーナーの息子さんが運営を担う事となった。

ある、とても暑い日、夫に先立たれたオーナーの奥様が、
エントランスホールに飾るフラワーアレンジメントを制作していたら、
突然目の前に、髪を振り乱して怒り狂う裸足の女性が現れた。
彼女の手には、裁判所からの退去強制執行の書類が握ぎられており、
この女が奥様を見つけるなり、この書面を本妻に突きつけた。
彼女は、先代オーナーが手広く不動産投資していた、
関係で知り合った二号さんで、結婚式場名義の一軒家に間借りして、
やどかりをしていた。

先代のオーナーが亡くなって、会社を含む遺産整理を弁護士に委任していたので、
内縁関係にある二号が会社名義の家屋に住む事は不当として、
弁護士が裁判所に退去申請を出していたようだ。
この場合、裁判所からの通達を拒む事は出来ない。
住む場所を追われた二号さんは、理性を失い半狂乱になり、
火の玉のごとく結婚式場に乗り込んだのだ。

身よりもなく行き場を完全に失った二号さんが取った行動は、
本妻が、フラワーアレンジメントで使用していたハサミで、
自ら左胸を一気に突き絶命したとの事。

こんな陰惨な事件が起こったものだから、
結婚式場としては致命傷となり、
その後、オーナーロンダリングをくり返し、
今のドイツ国籍のオーナーさんが、俗にいう心霊スポットマニアでして、
この事件を逆手にとって、「事故物件結婚式場」としてリノベーションしたところ、

訳あり物件というのは近頃注目を集めており、
どこか、おかしな所があったり不具合が見つかったりして、
結婚式の費用をかなり安く抑えられるので、
結婚を意識した事故物件マニアのカップルや、
結婚を控えた、心霊マニア同士の結婚に特化した結婚式場として注目を集め始めている。

宇田川 智美