ニンジンスキー・ニジンスキー

818029.TIF

今から、10年位前に、職場に置いてあったスポーツ新聞の競馬欄に目を通した時に、
うろ覚えなんだけど、「ニンジンスキー(人参好き)」という競走馬がいたような気がする。
この「人参好き」という名前の競走馬を知った時に、馬だけに勿論、にんじんは関係あるだろうけど、
あるロシア人バレエダンサーの名前も頭に浮かんだ。彼は※二ジンスキーというダンサーで、
跳躍力がずば抜けて優れており、誰よりも高く遠くへ翔び舞い踊ったらしい。
彼のように階段を一気に駆け昇るような脚力を持ち勝利に向かって優美に走って欲しいという
願いを込めて馬主が命名したのかなとも思った。

元からロシアが好きだった。ロシアバレエ、ロシア文学、サーカス、ロシアパン、シベリア、紅茶、ロシアンケーキ、モスクワの超高速エスカレーターetc・・
あと、子供の頃に起きた※ベレンコ中尉亡命事件も記憶に残っている。この事件で初めて「亡命」という言葉を知り、
金田一京介監修の国語辞典で調べたら、亡命を「裏切り行為」と書いてあり衝撃を受けたのを憶えている。
この頃の辞書は、コンプライアンスがゆるい時代で面白みがあり、実家に帰った時は、この辞書のページを無作為に開いたりする。
※トルストイの小説の中にボルゾイという超大型犬種が登場するのだけど、この犬が出てくるが為にトルストイの途方も無い長編小説を読破した。
そして、大人になってボルゾイを2頭飼い始めちゃった。ボルゾイは、ロシア革命の時に貴族社会の権力の象徴でもあったので革命時に殺され全滅したのだが、
帝政ロシア時代にヨーロッパへ友好の為に贈呈され送り出された子孫が生き残っており、現代のボルゾイは、昔のボルに比べ、大人しく扱い易いので飼いやすくなっている。
時として、犬は諸外国との友好や外交の証しとして使われる場合がある、最近の話題だと、ザキトワ選手の「マサル」がそうだよね。

たまに、飼い主と公園を散歩しているボルゾイを観ると涙が出そうな時がある。
ボルゾイを飼うのは、経済力や体力を全力で出し切るようなもので、一緒に苦楽を共にした友情みたいなものも芽生える。
ノアの箱船に乗った犬は、アフガンハウンドだけどボルゾイもありなんじゃないかな。

動物とロシア愛が止まらなくなるのでこの辺でおしまい。

※二ジンスキー・・・https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC

※二ジンスキーに捧ぐ・・・https://www.youtube.com/watch?v=kkhn4KbisJc

※トルストイ・・・https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A4

※ベレンコ中尉亡命事件・・・https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B3%E4%B8%AD%E5%B0%89%E4%BA%A1%E5%91%BD%E4%BA%8B%E4%BB%B6

※ロシアバレエ(アルゼンチンのジョルジュドンだけど)のイメージ・・・https://www.youtube.com/watch?v=oM9loDFSicA&list=PL0T4SxmKHSOqYyGJ7J3Raowq9nIU5bWuN

マリッジ・バスケット

宇田川 智美